2013年7月12日(金)越谷

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4日目は7月12日(金)。越谷駅前からスタートして県道52号を歩いていく。空はピーカン。なんつう暑さだ。道沿いの軒に干してあるスニーカーもあっという間に乾きそう。

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旧街道沿いだけあって、並んでいる商店も年季はいっていそうな建物が多い。そんななかで「夢空感」と書かれた看板を掲げた建物に出くわした。越谷市商工会が運営しているスペースらしい。なかに入るとNPO法人「越谷市郷土研究会」の事務所があった。カワバタさんという白髪の紳士が町の歴史などを教えてくれる。ん、なんですか? この畳針やらトングやら金属製の毛抜きやらは? どうやら地元の金物屋さんなどで扱っている道具を展示しているらしい。越谷は金物の町でもあるのかな。「こけら落し」という道具があるのね。初めて知った。

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カワバタさんに近所で食事できそうな店をきくと「この辺だとホウライ、かなあ…」とのこと。なるほど「夢空感」から目と鼻の先に「中華料理 宝来」があった。先客のおじさん3人、冷やし中華をつまみにビール飲んでらっしゃる。常連さんらしい。おひとりはご近所のバイクショップの会長さん。震災後、石巻から雄勝、女川、牡鹿半島方面をバイクボランティアに出かけた話を聞かせてくれた。実は俺も震災後、石巻に縁ができてしょっちゅう通っているので、よくわかる。越谷で石巻地方の話をうかがうというのも、これまた縁だな。

この店の息子さんは木瀬乃若という四股名の力士だそうで。3人の常連さん口を揃えて「応援してんだよ」と嬉しそう。昔ながらのラーメン半チャンで腹ごしらえもできたし、先を急ぎますか。

越谷本町の交差点を過ぎ、元荒川を越える。「越谷市郷土研究会」で教えてもらった「久伊豆神社」というのを思い出し行ってみることに。「ひさいずじんじゃ」なのだが、「くいずじんんじゃ」と読めることからバラエティ番組で取り上げられることもあるとか。

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鳥居のところまでくると、まっすぐな石畳の参道がずいーっと奥まで続いている。これは由緒正しそうだ。杉やヒノキの緑の下をくぐって本殿まで着くと、ん?なんだ? 狛犬の足が藁のようなものでぐるぐる巻きにされている。説明書きによれば、「足止めの狛犬」というらしい。家出や悪所通いする者に対して、家族が狛犬の足を縄で結ぶと、必ず帰ってくると言われているのだそうだ。

神社に来ると必ずすること、それは絵馬チェック! いや私の趣味ですが。男ふたり女ふたりの4人で書いたとおぼしき1枚があった。ケチるなよ!いや4人がバンド組んでいて、メジャーデュー祈願とかならわかるが。男1「彼女下さい」男2「リア充になれますように」おいおい。てことはダブルデートって訳でもないのか。女子ふたりと神社来て臆面もなくこんなこと書いてるってのは超絶チャラ男か超絶ダメ男かどっちだ。女子ふたりが「良い看護師になれますように」「みんなHappyに」と健気だけに泣けてくる。いろんな意味で。

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