牛タンつくね2014

こんにちは。田代ジャパンの難波です。
2014年8月23日、24日にダイシン百貨店において山王夏祭りが開催され、そこで大森の石巻マルシェの皆さんが出店されました。今回の出店では石巻の「ヤマサコウショウ」様の牛タンつくね串を焼いて販売しました。
そこで、私たち田代ジャパンもお手伝いさせていただきました。田代ジャパンではのべ5名参加していただきました。
両日とも13時から祭りが開始しました。のべ2万人を動員すると聞いてはいましたが、それは事実で、沢山のお客様においしい牛タンつくねをお届けする事ができました。一日目はとくに21時まで終始、人であふれていました。二日目は日曜日という事もあり20時過ぎくらいの花火が終わってからはがらりと空きました。

私たちは、牛タンつくねをホットプレートで調理と売り子をしました。大変盛り上がっていて声を限りに牛タンつくねをアピールしました。ビールにあう、手軽に食べられるといった諸要素と元気な売り子さんとが組み合わさり大盛況でした。
一日目の途中からつくタンも駆けつけてくれ子供の心をわしずかみにしていました。IMG_2203
IMG_2201

今回は東京で石巻に関わらせていただきました。このように東京で東北に関わらせていただけるのは本当にうれしいことです。牛タンつくねはおいしいので是非食べてほしいと思います。

これはあくまでも参考ですが、筋肉は2人いても、一人の着物美女の販売力にはかなわない事実が今回の販売実績から明らかとなりました。

【コラム】もしものデザイン

 

こんばんは。
田代ジャパンの千原です。

今日はとある展示会に足を運びました。

基本 CMYK
もしもの時のデザイン「災害時に役に立つ物や心のデザイン展」
@印刷博物館 P&Pギャラリー

公益社団法人日本パッケージデザイン協会主催のこの展示会、
”もしものとき、デザインに何ができるか?”
というテーマで衣・食・住・心の観点でデザイナーがつくりだした
防災グッズや災害対応グッズが展示されています。

ふだん、日常生活における商品の開発に取り組む感性を活かし
デザイナーの方々がいわゆる非日常、日常の断絶をどのように捉え
デザインに反映させるかが肝になっています。

東日本大震災に続き、各地で発生した水害や雪害に竜巻、
近頃では火山噴火と、自然災害の多いこの日本で暮らしていくうえで
「防災」は各自で日常生活に根付かせていかなければならないものの
一つであると察します。

しかし察するだけで終わりがちの、終わらせてはいけないのが
防災なんだと今回の展示会を通して実感しました。

例えば、
▼笛付きの鍵。
緊急時に助けを呼ぶ際に必要になる笛と
ふだん誰もが家を出入りするときに必要とする鍵。

非日常を日常の継続性に取り込むことで
自然と意識するのではないかという考えのもと考案されたそうです。

▼救援物資用のダンボール
箱には「衣」「食」「生」の文字とそれぞれを表すわかりやすい
模様があしらわれており、一見しただけで中に何が入っているか
わかるようなデザインになっていました。

これは東日本大震災直後、支援物資の中身を把握するのが大変だったという
経験から生み出されたものだそうです。

更には、
▼メッセージティッシュ
名前だけだと何に役立つのかまったくわかりませんが、
ずらっと並んだこれらには考えさせられました。
このアイテムは海外の方向け。

地震発生時の基本的な対応「テーブルの下にもぐる」「火気の初期消火」「避難所へ避難」
の3ステップが絵と各国語でティッシュのパッケージに施されています。
その数11カ国分。
印象的だったのは、「ご存知かとは思いますが、日本は災害の多い国です」という
最初の一文。

緊急災害時、あらゆる人にとって有効な防災でなくてはならないことを
このアイテムを通して思い直しました。

「災害時に役立つ物や心のデザイン」
ここで思い出すのがこの展示会の題名。

「心のデザイン」
これこそ防災の本意なのではないかと思います。
心の準備、日頃からの意識こそが
自らが災害にあったとき、自分の身を少しでも守り
他の誰かが災害にあってしまったとき、とっさに動く原動力
になるのではないかと思います。

そんな、少し忘れがちなことを
思い出させてくれるグッズと展示と、でした。

また、
デザイン性や機能性に観点をおいた展示の他にも、
災害時に役に立つスマートホンアプリや
身近なものが意外と役にたつ事例
防災グッズセットの紹介や
思わず食べたくなってしまう非常食など
様々のコンテンツがありました。

11月24日までの会期中は無料で入ることができます。
JR飯田橋駅より徒歩10分ほどの距離。
この機会に足を運ばれることを、おすすめします。

【活動報告】20140906 臨時 丹波市行き

9/6,7
8月に土砂災害を被った丹波市で、復旧支援活動をしてきました。
田代ジャパンとして、大阪府立大学の方と共に活動しました。
豆知識ですが、丹波市といえば大納言小豆です。

一日目は道路や倉庫内の土砂を除く作業をしました。大きめの石が混じった固い土だったので難しかったです。
二日目の午前は庭に入り込んだ土砂の除去作業、午後は民家の床下清掃を行いました。
床下の清掃は初めてでしたが、水害ボランティアのベテランの方も床下に入るということで安心して取り組むことができました。

しかし、床下は狭く、不安になりました。入り口は「ここから入るの?」と思うくらい小さい穴で、第五匍匐でその穴をくぐると、ヘッドライトで照らされたその穴の中に厚さ1センチ程度の泥が広がっていました。
ゆるいペースト状の泥をワイパーのようなものでひたすら押し流す作業を3人で行い、とりあえず床下の泥を出すことができました。
もし次も床下の清掃をすることがあれば、まず最深部に入り、端から中央へ流していくことで、より効率的に作業を進められるようにしたいです。

0907活動写真

文章:三浦望(大学4年生)

【活動概要】
日時:9/6(土)-9/7(日)9:00~15:00
場所:兵庫県丹波市
受入:丹波市災害ボランティアセンター
協力:大阪府立大学 V-station
人数:6名(6日)・5名(7日)
内容:家屋の泥出し・洗浄、床下の泥出し
概要:
8月16日の豪雨によって大きな被害を受けた兵庫県の丹波市での活動。
丹波出身の学生主導で、2日間の活動に参加した。
ボランティアセンターから活動場所までの移動中、山の木々の間に
できた土砂崩れの跡とその麓の家屋が押しつぶされている状況を
度々目にした。
丹波市はとても広く、活動場所までもバスで15~20分ほどかかった。
どの方向にも山々が連なり、ところどころに見える土砂崩れの跡、
木々がなぎ倒され建物が潰された様子は傷ましく、作業範囲も広く
及ぶのではないかと思わざるを得ないほどであった。

1日目は、豪雨によって土砂崩れの起きた地域で午前は道路の泥かき
午後は倉庫の泥出し作業であった。
バス4台分のボランティアが集中的に派遣されたその地域では
何名かのボランティアリーダー主導のもとスコップで泥を書き出す人
土のうを運ぶ人とで溢れていた。
1日かけて大勢のボランティアがやっとかき出した泥や流出物は高く山に
なるほどであった。

2日目は2班体制となり、片方は家屋の洗浄・片方は家財の運び出しを、
午後に合流し床下の泥出しを行った。
依頼主の方は、ご高齢の女性で一人で住まわれているようだった。
心配そうに作業を見守っては、必要なものを貸して下さったりと
終始気を揉まれているような様子であった。
連日作業に参加している今回のリーダーの学生によると、
被災し、ボランティアセンターに依頼をされるのはご高齢の方が多く
しかしボランティアが入るという慣れない環境に疲労し
業者にやってもらうからと遠慮してしまう方が少なくないという。
また、自治体の区長さんがニーズを掘り出すのに苦心しながらも
なかなか集まらないという状況に加えて、ボランティアが入ったところと
そうでないところの格差による問題もあるとのことだった。

当初9月6日に閉鎖予定であったボランティアセンターは16日まで
受け入れ期間を延長し、現在でも「復興支援センター」と名前を変え
ボランティアの受け入れを継続している。
当初足りていたボランティアも、今度はニーズが増える一方で逆に
ボランティア不足という状況に陥っているとの情報もある。

再び足を運び、日常生活への復活に何かお力添えすることができればと感じる。