【活動報告】20140906 臨時 丹波市行き

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9/6,7
8月に土砂災害を被った丹波市で、復旧支援活動をしてきました。
田代ジャパンとして、大阪府立大学の方と共に活動しました。
豆知識ですが、丹波市といえば大納言小豆です。

一日目は道路や倉庫内の土砂を除く作業をしました。大きめの石が混じった固い土だったので難しかったです。
二日目の午前は庭に入り込んだ土砂の除去作業、午後は民家の床下清掃を行いました。
床下の清掃は初めてでしたが、水害ボランティアのベテランの方も床下に入るということで安心して取り組むことができました。

しかし、床下は狭く、不安になりました。入り口は「ここから入るの?」と思うくらい小さい穴で、第五匍匐でその穴をくぐると、ヘッドライトで照らされたその穴の中に厚さ1センチ程度の泥が広がっていました。
ゆるいペースト状の泥をワイパーのようなものでひたすら押し流す作業を3人で行い、とりあえず床下の泥を出すことができました。
もし次も床下の清掃をすることがあれば、まず最深部に入り、端から中央へ流していくことで、より効率的に作業を進められるようにしたいです。

0907活動写真

文章:三浦望(大学4年生)

【活動概要】
日時:9/6(土)-9/7(日)9:00~15:00
場所:兵庫県丹波市
受入:丹波市災害ボランティアセンター
協力:大阪府立大学 V-station
人数:6名(6日)・5名(7日)
内容:家屋の泥出し・洗浄、床下の泥出し
概要:
8月16日の豪雨によって大きな被害を受けた兵庫県の丹波市での活動。
丹波出身の学生主導で、2日間の活動に参加した。
ボランティアセンターから活動場所までの移動中、山の木々の間に
できた土砂崩れの跡とその麓の家屋が押しつぶされている状況を
度々目にした。
丹波市はとても広く、活動場所までもバスで15~20分ほどかかった。
どの方向にも山々が連なり、ところどころに見える土砂崩れの跡、
木々がなぎ倒され建物が潰された様子は傷ましく、作業範囲も広く
及ぶのではないかと思わざるを得ないほどであった。

1日目は、豪雨によって土砂崩れの起きた地域で午前は道路の泥かき
午後は倉庫の泥出し作業であった。
バス4台分のボランティアが集中的に派遣されたその地域では
何名かのボランティアリーダー主導のもとスコップで泥を書き出す人
土のうを運ぶ人とで溢れていた。
1日かけて大勢のボランティアがやっとかき出した泥や流出物は高く山に
なるほどであった。

2日目は2班体制となり、片方は家屋の洗浄・片方は家財の運び出しを、
午後に合流し床下の泥出しを行った。
依頼主の方は、ご高齢の女性で一人で住まわれているようだった。
心配そうに作業を見守っては、必要なものを貸して下さったりと
終始気を揉まれているような様子であった。
連日作業に参加している今回のリーダーの学生によると、
被災し、ボランティアセンターに依頼をされるのはご高齢の方が多く
しかしボランティアが入るという慣れない環境に疲労し
業者にやってもらうからと遠慮してしまう方が少なくないという。
また、自治体の区長さんがニーズを掘り出すのに苦心しながらも
なかなか集まらないという状況に加えて、ボランティアが入ったところと
そうでないところの格差による問題もあるとのことだった。

当初9月6日に閉鎖予定であったボランティアセンターは16日まで
受け入れ期間を延長し、現在でも「復興支援センター」と名前を変え
ボランティアの受け入れを継続している。
当初足りていたボランティアも、今度はニーズが増える一方で逆に
ボランティア不足という状況に陥っているとの情報もある。

再び足を運び、日常生活への復活に何かお力添えすることができればと感じる。

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