2013年6月10日(月)草加〜越谷

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3回目の「俺の細道」は6月10日(月)。草加駅前には草加せんべいの伝説上の創始者「おせんさん」の銅像がある。伝説のSENBEIマスターってわけか。「今様草加宿」なんて看板もあって、日光街道の宿場町ってのをアピールしている。その日光街道はいまの県道49号線とほぼ同じ。とにかく北を目指そう。

ちょうど紫陽花が満開の季節。あわい紫のこんもりした花の下には、ドクダミの白い花がこぼれるように咲いている。

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「手造りお惣菜 さかまき」という大きな黄色い看板がみえてきた。お惣菜をチョイスして弁当にしてもらえるらしい。ちょうどいいや。ちょっと早いけど腹ごしらえしよう。近くの公園のあずまやで、近所の工事のおっちゃんたちが休憩してる。その片隅にちょっと入らせてもらってランチタイム。

神明町の交差点のちょっと手前には、芭蕉さんの相方、曽良さんがピンで銅像になってる。これはちょっと珍しい。その先には札場河岸公園。木で出来た望楼があるので登ってみる。なにが見えるんでしょ。えー、あー、うん。草加の町がよくみえるね。

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ここから先しばらく、綾瀬川沿いに松林が続いていて、大名行列でも通りそうな雰囲気。芭蕉曽良コンビが歩いたころもこんな感じだったのかしらん。いい風情だなと思いきや、東京外環道の下をくぐった辺りでは一気に川の水がどよーんと灰色に泡立っていた。いくらなんでも汚れ過ぎじゃないだろか。江戸から平成に一気に引き戻される。悲しい。

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橋をわたって越谷市に入る。遠くに「日本エレベーター製造」と書かれた赤白のタワーが見えている。ちょうど下校時刻らしく、小学生とちょくちょくすれ違う。男子ふたり組が、女子ふたり組を走って追い越しながら「ばーか!ばーか!」と大声出していった。嗚呼。あの女の子のうちどっちかを好きなのかねえ。いつの時代も男子のやるこたあ同じ。わかるよ坊主。

県道をひたすら歩く。日が傾き、雲も出てきた。しぼみかけた植え込みのツツジ。等間隔にならんだ鉄塔。「ホテルオークラ」と書いてあるがどうみてもラブホだろうという感じの紫の看板…。

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16時半、越谷駅前に到着した。ん? なんだか見覚えのある看板だなと思ったら、俺の地元・門前仲町にある和菓子の老舗「深川 伊勢屋」じゃあござんせんか。こちらにもお店があったのね。思わず団子をひと串いただいて、ホッとしたところでこの日は終了。

うん。がんばろう、俺も。

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